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イカメタルのベイト、スピニングの違い

イカメタル攻略でベイトとスピニングの違いについて

タックルの使い分けで良く聞かれるのですが、シンプルに言うと投げるか投げないか・・です。

海中図を見てもらうと解るかと思いますが、船下の影エリアと船灯の外周エリアとでイカのサイズが変わりますし活性も違います。

 

海中図ポップkai

イカメタルでメインに狙うケンサキイカは、他のツツイカと比較して遊泳力が弱い(遅い)ので、小型になればなるほど小魚と同様に群れて外敵から身を守ろうとします。

 

船灯に集まる魚類等から身を守る為に船下の影で群れているのです。

 

バーチカルで狙うイカメタルは、この群れを直撃する釣りなのでベイト、スピニングと両方の選択肢が有ります。

 

手持ちの得意なタックルやリグを使用すれば良いのです。

では船灯の外周はと言うと・・・

 

遊泳力のある中型~大型のケンサキイカが船灯に集まるベイトを狙って灯りの外側(明暗の境目周辺)を回遊しています。

 

この1サイズ~2サイズ大きなケンサキイカを狙うのには投げる必要が有り、この場合はスピニングタックルのみ有効となります。

 

つまり投げるか落とすか・・・の違いです。

 

船下にリグを投下しバーチカルで狙う釣りは、同じ群れが同じエギやスッテを何度も見る事で、徐々に釣り辛くなる事も少なくないです。

 

皆さんも途中でアタリが遠のき釣果が失速した記憶もあるかと思い

ます。

 

対して船灯の外周に潜む高活性で大型のケンサキイカは、同タイミングでも釣れ続ける事も少なく有りません。

 

そんな高活性で大型のケンサキイカを狙う為の投げて狙うリグがオモリグとなります。

 

オモリグセッティングポップ小

 

2タックル準備されるなら、ベイトと投げる事が可能なスピニングタックルが釣果&サイズアップの近道です。

 

オモリグ専用タックル解説

ロッド:ST-metal SP705ファイヤーティップ

 

通常のベイトタックルを使用するイカメタルゲームでは、通常ウエイトが最大で20号(75g)までですが、オモリグゲームでは、20号~30号(115g)の専用オモリをメインに使用します。

 

ベイトタックルでは、バーチカルで落とし込むだけですが、オモリグのスピニングタックルでは、30号(115g)のウエイトをキャストして使用します。

 

従って115gのウエイトをキャストし、しゃくってアクションさせるパワーと小さなアタリを感じ取れる繊細なティップの融合が必要となります。

 

上記要素を完全に満たすべく鳥取の遊漁船「海佐知丸」松田船長完全監修の元、試行錯誤を行いオモリグ専用ロッドとして仕上げました。

 

◆30号のウエイトをキャストする全体のパワー

◆シャクる為のベリー~バットにかけてのスムーズなテーパーとパワー

◆もたれるような微妙なアタリを見て感じ取る為の繊細なティップ

 

オモリグに必要な要素を全て集約して作成したのがST-metal SP705ファイヤーティップです。

 

omorigu-3

 

 

ハンドル:Union52-58 FP37パワーハンドル

最大30号(115g)のウエイトをシャクリあげてアクションするオモリグに取って、必要不可欠なパワーハンドルです。

 

使用するリールは、通常エギングに使用している2500番~3000番クラスにPE05~06で問題有りません。

 

しかし100g前後のウエイトをシャクリ上げる事は、ライトジギングと同様の内容となり通常のエギングに使用するハンドルノブでは、シャクリ動作の幅に限界が有ります。

 

通常のエギングでは20g前後のエギをシャクルので、グリップエンドを脇に挟む事は、有りませんがオモリグでは100g前後のウエイトを使用するのでグリップエンドを脇に挟んでのシャクリが圧倒的に負担無くシャクル事が可能です。

 

ジギング経験者で有れば、ピンと来ると思います。

 

上記の内容を踏まえ、メガテック社へ相談し仕上げたのがUnion52-58 EP37仕様です。

 

ノブ重量は、14.8gと超軽量パワータイプノブなので持ち重り感も有りません。

 

ノブの比較重量ですが今回使用の「EP37が14.8g」

通常のエギングハンドルノブ「finoが8.4g」と6.4gの重量誤差しか有りません。

 

外観から感じる重量感は、実際に手に取ると有りませんのでご安心下さい。

 

EP37展示用ポップ-2

 

専用ロッド「ST-metal SP705ファイヤーティップ」 ¥28000(税別)

専用ハンドル「Union52-58 EP37 パワーハンドル」¥18500(税別)

 

両アイテム共に5月末発売です。

 

オモリグ(イカメタル)解説

イカメタルの釣法として、ここ数年で一気に加速してきている釣法・・

 

オモリグ釣法

 

昨今のイカメタルでは、カウンター付きベイトタックルでのバーチカルゲームが主流ですが、山陰、北陸エリアでは、それ以前より俗に言う「中オモリ式釣法」が主流とされていました。

 

そしてその「中オモリ式」も進化を重ね現在で言う「オモリグ釣法」として確立されるようになりました。

 

オモリグとは、どのような釣法を言うのか・・・

 

オモリグ基本セッティングポップ

上記の図が「オモリグ」の基本セッティングです。

 

20号~30号のオモリを中間にセッティングし、1ヒロのリーダーの先にエギを使用。

 

潮上にキャストし、ボトム着底後に数回しゃくり(棚を探る釣りなのでシャクリ回数で棚を合わせて行きます)テンションフォールでアタリを待ちます。

 

テンションフォールの長さも棚に合わせて次のシャクリへと続けて探ります。

 

アタリはベイトのバーチカルと同様に微妙にティップが入ったり、もたれたるカンジです。

 

 

 

では、バーチカルのイカメタルと何が違うのか・・・です。

 

それはズバリ 

 

でかいサイズを狙い撃ち出来る!!

 

 

夜間に行うイカメタルゲームでは、照灯による集魚効果で船の下に集まったイカを狙います。

 

船の下には大小入り混じったツツイカやベイト、そのベイトを狙うフィッシュイーターと様々な魚種が集まります。

 

当然集まったフィッシュイーターからすれば、ツツイカも格好の餌食対象なので、容易に泳ぎ回るのは難しいと思われます。

 

特にケンサキイカは、ツツイカの中でも遊泳力が弱く照灯した灯りに群れとなって集まっているので、小型になればなるほど、遊泳力の弱さが仇となりその群れから外れる事が出来ずに固まっています。

 

なので数釣りの面ではベイトタックルでのバーチカルで全く問題有りません。

 

しかしサイズアップを考える場合、遊泳力の高い大型のケンサキイカを効率よく狙う必要が有ります。

 

 

「照灯の外側を狙うと大型が釣れる」

 

イカメタルゲーム経験者ならば、体感している方も少なく無いと思います。

 

これは前途の理由で、広範囲に動いて捕食する事が出来る大型のみ釣っているから・・・ではないでしょうか?

 

そこに早い潮流が絡むと、さらに遊泳力の差が大きくなり大型の個体のみ狙い撃てる確率が高まるのです。

 

自分自身でベイトタックルとスピニングでのオモリグ釣法での違いを実際に体感し、知り得た答えがそれです。

 

 

次回は専用タックルについて解説したいと思います。

 

 

大阪フィッシングショー出展のご案内

今週末は大阪フィッシングショーですが、今開催は新たに3号館がブース出展として使用されます。

カンジインターナショナルブースは、その3号館の中央漁具、エバーグリーンブース内にて出展致します。

 

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気になる新製品ですが・・・

 

昨年の発売より即完売~入手不可能とされていたオカピー入魂のエギングロッド「EXR-710 Stream Booster」が2017モデルとなって展示しますので次回発売を心待ちしておられたユーザーは要チェック!

 

オフショアでは高橋剛の3作目となるスイッチバックフォールで食わせるメタルジグ「フリーレイリー」や鳥羽の遊漁船“ファイヤードルフィン”宮本船長とのコラボ販売となる「リスキーリスカスⅡ」「リスキーブレイス」を始めブレイド付きの鯛ラバ、ブレイド付きのシンキンペンシルも初披露。

 

イカメタルでは鳥取の海佐知丸監修のオモリグ専用ロッドに加え、オモリグ専用オモリと専用サルカン、オモリグ&レッドモンスター対応パワーハンドルをメガテックとのコラボにて作成致しました。

 

エギングでは、入手困と言われているおwebshopスクイッドマニアとの最強コラボカラーをラインナップ。

 

そして水面下で進めていた最強のフッキング率を誇る、フック交換システム採用のタコ釣り専用エギ「タコスペック」など・・・

 

超盛りだくさんの内容にて出展致しますので、ご来場の際は是非とも足をお運びください。