月別アーカイブ: 2019年7月

初めて目にした衝撃のオモリグ②

まずは、明暗の外側に大型が集まる理由について…

日が暮れ船の発灯と共にケンサキイカが集まって来ますが、経験上で最初は、大半が船下の影を目掛けて入ってきてると感じています。

なので発灯後の釣れ始めは、バーチカルのイカメタルでも大型が混じりながらのスタートとなる事が少なく有りません。

この時のイカは、比較的高活性で初めてエギやスッテを見る為か、ガンガン抱いて来る事が多いように思います。

このタイミングでは、いくらキャストしても足下でのヒット率が圧倒的に高く、キャストし着低した位置から、足下までオモリグをアクションし誘ってみても効果を感じる事が少なく、ただただ時間を要してしまい、1匹1匹までの時間がかかってしまうようにい思います。

なので、発灯後に釣れ始めたタイミングでは、ベイトタックルでのバーチカルが向いているように思います。

 

しかし、その船下のケンサキイカを狙い続けると、やはり徐々に釣果が下がる時間帯に突入する事が大半です。

船下の影に集まったケンサキイカを、狙い続けて行く内に、段々とスレ始め、発灯より一時間半(経験上でのおよその時間)を過ぎた頃に一度アタリが止まる事が多々あります。

そしてこの頃には、中型~大型の個体のみ、明暗の外側を回遊し始める事が多々あります。

そのメカニズムは…

ケンサキイカは、比較的に遊泳力が弱く、小型で有れば有るほど泳ぎが遅い生き物です。

なので船下の影…つまり暗い所に群れとなって、明るい所を回遊するフィッシュイーターから身を守ろうとします。

対照的に、大型、それに準ずるサイズの個体は、フィッシュイーターから逃げるだけの遊泳力を持っており、リスクが有りながらでも明暗の外側へとへと移動、回遊しベイトを補食しようとします。

つまり船灯で集魚が始まり、およそ90分前後経過した頃から、船下の影には大型小型の混在、灯り外周の明暗部境に大型のみと別れて行く…と経験を踏まえ考えています。

ただし、毎回毎回そうなのか?と言うと、そうでも無い日も有ります。

灯りに付いたベイトや、そのベイトに付いたフィッシュイーターの具合によっても、変わるのではないかと思いますが、あくまでも予想の域です。

ただ、バーチカルで足下を狙っている際に釣果が、著しく下がってきた時に、投げて足下以外も攻めてみるだけで釣果アップに繋がる可能性が、広がる事に違いは無いと思っています。

海中図ポップkai

初めて目にした衝撃のオモリグ①

初めて目にした衝撃のオモリグと言う釣法

数年前に忘れられない衝撃を目の当たりにした夜の事…

 

某番組のイカメタル収録で、順調に釣果を上げて淡々と収録が進んでました。

当時「オモリグ」と言う言葉は、聞いて知っているものの全く実践した事の無いリグでした。

そのオモリグを駆使する方々が、撮影している裏側で、ひたすらダイケンを抜きまくり…

自分たちは、小型がメインで時折中型~大型が少し混じる抵当でしたが、番組的には、全く問題も無く無事に収録を終えたのですが…

収録中に釣った最大のサイズよりも、明らかに一回り大きいダイケンばかりを、1キャスト1ヒットと言う信じられない現実が、収録のすく後ろ側で展開されていた訳です。

あの夜の光景は、自分の釣り人生で一番の衝撃であり、今でも全く忘れる事が出来ません。

サイズが全て最大級で、1キャスト1ヒット…

同行していたプロスタッフや、海に詳しい知人共にボコボコにやられた悔しさで、船を降りた瞬間から、その釣法が釣果に繋がる意味を考える日々が始まりました。

それまで頭の中には、ベイトタックルでのイカメタルしか無かったのですが、一度クリアにしてダイケン連発の理由を毎日の様に話し合いました。

そしてようやく見えて来たのが・・・

明暗の外側を回遊すり個体は、早く泳ぐ事の出来る大型のみではないか?

しかも、その個体が高活性で有る事を確信した時に、オモリグと言う釣法を、とことん極めたいと思った訳です・・・