日別アーカイブ: 2019年7月30日

初めて目にした衝撃のオモリグ②

まずは、明暗の外側に大型が集まる理由について…

日が暮れ船の発灯と共にケンサキイカが集まって来ますが、経験上で最初は、大半が船下の影を目掛けて入ってきてると感じています。

なので発灯後の釣れ始めは、バーチカルのイカメタルでも大型が混じりながらのスタートとなる事が少なく有りません。

この時のイカは、比較的高活性で初めてエギやスッテを見る為か、ガンガン抱いて来る事が多いように思います。

このタイミングでは、いくらキャストしても足下でのヒット率が圧倒的に高く、キャストし着低した位置から、足下までオモリグをアクションし誘ってみても効果を感じる事が少なく、ただただ時間を要してしまい、1匹1匹までの時間がかかってしまうようにい思います。

なので、発灯後に釣れ始めたタイミングでは、ベイトタックルでのバーチカルが向いているように思います。

 

しかし、その船下のケンサキイカを狙い続けると、やはり徐々に釣果が下がる時間帯に突入する事が大半です。

船下の影に集まったケンサキイカを、狙い続けて行く内に、段々とスレ始め、発灯より一時間半(経験上でのおよその時間)を過ぎた頃に一度アタリが止まる事が多々あります。

そしてこの頃には、中型~大型の個体のみ、明暗の外側を回遊し始める事が多々あります。

そのメカニズムは…

ケンサキイカは、比較的に遊泳力が弱く、小型で有れば有るほど泳ぎが遅い生き物です。

なので船下の影…つまり暗い所に群れとなって、明るい所を回遊するフィッシュイーターから身を守ろうとします。

対照的に、大型、それに準ずるサイズの個体は、フィッシュイーターから逃げるだけの遊泳力を持っており、リスクが有りながらでも明暗の外側へとへと移動、回遊しベイトを補食しようとします。

つまり船灯で集魚が始まり、およそ90分前後経過した頃から、船下の影には大型小型の混在、灯り外周の明暗部境に大型のみと別れて行く…と経験を踏まえ考えています。

ただし、毎回毎回そうなのか?と言うと、そうでも無い日も有ります。

灯りに付いたベイトや、そのベイトに付いたフィッシュイーターの具合によっても、変わるのではないかと思いますが、あくまでも予想の域です。

ただ、バーチカルで足下を狙っている際に釣果が、著しく下がってきた時に、投げて足下以外も攻めてみるだけで釣果アップに繋がる可能性が、広がる事に違いは無いと思っています。

海中図ポップkai