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西田式 カラーローテーション夜間応用編

前回のブログ『漁師の言い伝え編』  https://archiveblog.crono.design/?p=1975

 

の応用の実践編を紹介します。

 

 

夕マズメ~夜間にかけてブラック系が効果的な事は前途しましたが

 

前回ブログの内容を見ても解るとおり、夜間と言えど

 

状況に応じて効果的なカラーが変わって行きます。

 

 

日中の濁りや夕マズメには、桜島ピンクが有効な事が多く

 

月が斜めの状態でも、同様の事が言えます。

 

●#23桜島ピンク

 

 

そして、月が完全に真上まで登ってきた時、ブラック系の出番となるのです。

 

 

漁師言葉で言うところの『マソラ』の出番となる訳です。

 

 

この『マソラ』状態ですが、真上まで登った状態は、月が一点を照らしているのと

 

同様の状態となり、『クロ』と全く同様の状態になると考えられます。

 

 

有効的ブラック系カラー

 

●#22薩摩ブラックスモーク

 

●#30マグマブラック

 

 

漁師の言い伝え通りに、一言に夜と言っても、様々な状況が有り

 

『月夜』

『闇夜』

『月が斜めの状態』

『月がてっぺんまで登った状態』

『まずめ』

 

と別れており、この状況に水色を加味してエギのカラーを

 

ローテーションする事が釣果へと繋がる事でしょう。

 

 

夕マズメを過ぎ、月が昇りきる前(月が斜めの状態)に桜島ピンクでヒット。


 

月がてっぺんまで登ってから、薩摩ブラックスモークでヒット。

 

 

写真では全て夜間としか解りませんが、刻一刻と状況は変化します。


状況に応じたカラーローテーションを行う事で、同じ堤防などで

 

友人と並んで釣っていても圧倒的に差が出る事があります。

 

 

上記を参考にカラーローテーション術を身に付け、釣果アップに

 

少しでも繋がってもらえればと思います。

 

 

カンジインターナショナル プロスタッフ  西田哲郎

エギング カラーローテーションのススメ 鹿児島漁師 言い伝え編

エギングカラーローテーションのススメ  鹿児島漁師 言い伝え編

 

 

鹿児島漁師間で昔から言い伝えられている、エギのお話。

 

 

エギ発祥の地と言われている鹿児島の漁師間では、昔から今でも

 

 

守り続けられている風習や言い伝えが有ります。

 

 

その昔、エギは木を手で削っただけの物で、各地の漁師の手作りでした。

 

 

各地域や漁村で、その形状は異なり、様々な形状のエギが生まれました。

 

 

当時は木に着色する技術が、ほとんど無く、墨で着色するか焼きを入れるか・・・

 

 

そんな中でエギの釣果に差が出たと言われているのが、木目や凹凸に

 

 

はらむエアーが月明かりで乱反射して、烏賊にアピールしたと言われています。

 

 

このエアーをはらませる為の凹凸が大事で、ヤスリ等は一切使用せず

 

 

一刀彫で仕上げる事が基本で有ったそうです。

 

 

当時は、布巻など存在していなかったので、木を削っただけのエギでも、

 

 

月明かりの光量などによって、釣果に差が出ており

 

 

その時代の漁師は、エギに釣れるシチュエーションを書き込んでいたと言われています。

 

 

 

●アコ  月明かりが明るい時に有効

 

●クロ  月明かりが無い闇夜に有効

 

●マズン  まずめ時に有効

 

●マソラ  月がてっぺんまで上がっている時に有効

 

 

上記のワードを筆でエギの腹に書き込んでいたそうです。

 

 

 

エギでの烏賊漁は、夜間のみ行われていたそうで

 

 

やはり夜間でも、シチュエーション別に有効的なカラーが存在すると考えられます。

 

 

月夜や闇夜、加えて濁り潮や澄み潮で、カラーローテーションをしてみる事も

 

 

釣果を伸ばす秘訣が隠されているようですね。