西田哲郎式 エギングのススメ
●夜間のカラーチョイス編
鹿児島ではグレーまたはブラック系の上布で仕上げられた餌木が
『海軍』 『軍艦』 などの愛称で古くから親しまれており、現在でも
漁師や薩摩餌木ハンドメイダーの間で根強い支持を受け続けています。
ダーク系のカラーは特に光量の少ない時間帯、マズメ時や月夜に
抜群の威力を誇りますが、その特異ともいえる風貌からか
現代のエギンガーには浸透しきれていないのではないでしょうか?
ブラック系カラーは、私の経験上だと夕マズメ~夜間に圧倒的なパワーを発揮し
釣果をもたらしてくれています。
夕マズメと言う区切りで考えても、晴れている日もあれば曇天もあります。
つまり日が落ちて行くタイミングでも、光量の強いや弱い日で条件が変わります。
又、水色の濁り具合によっても水中への透過率が違います。
私自信の経験上では、光量が少ない夕マズメや夜間ほど、ブラック系が
効くと確信しているほどです。
夕マズメで考えると、光量の少ない日であれば効果的と感じています。
水色が濁っていれば、尚の事、シルエットがハッキリ浮き出るので
効果が絶大になるように思います。
その逆で光量の強い夕マズメであれば、早めの使用は避け
他のカラーでローテーションを行い、日暮を待ちます。
この時に、光量が強くても水色が悪ければ、早めの使用も考えられます。
では夜間だから確実か・・・・
と言うと答えは違います。
夜間でも月の光量が関係しています。
例えば、夕マズメ~夜間で、ずっと使用していても
雲が切れて月明かりが一瞬出たタイミングで、バタバタと釣れて
その後、雲が出たタイミングで終了・・・
なんて経験もあります。
ブラック系カラーは、オールマイティーに使用できるカラーでは
ありませんが、必要となる局面に必ず出くわすかと思います。
バックに忍ばせておいて損はないでしょう。