西田哲朗式 薩摩伝承カラー解説④

 

 

薩摩伝承オリーブ(ガンメタル)黒霧

 

 

全身クラッシュホロを採用した下地は、薩摩餌木に多く見られる下布(テープなど)により

 

背面と腹面のフラッシングカラーを分ける2色下地仕様とし、

 

特殊塗装を施し忠実に再現しました。

 

 

背面はクラッシュレッドホロ、腹面はクラッシュコパーホロフィニッシュとなっていますが、

 

通常一般的なエギに見られる様な布やテープによる貼り分けにとどまる事なく

 

両色グラデーション化する事でブルーメタリックのサイドライン下に

 

クラッシュシルバーホロが怪しく見え隠れする仕上がりとなりました。

 

 

また、下地を2色に分けた事で上布は全身ブラックスモークカラーと

 

する事が可能となり、輪郭強調効果を最大限に引き出すと同時に

 

ゴールドとレッドを混合して配置されたラメと下地がより一層際立ち、

 

光量の少ない状況下での使用に特化した特徴が揃っています。

 

 

鹿児島ではグレーやスモークカラーの餌木を「海軍」または「軍艦」などの愛称で呼び、

 

漁師やハンドメイダーの間では夜間使用の

 

エースカラーとして根強い支持率を誇ります。

 

 

 

私のパズルピースとしても外す事のできないカラーであり

 

このカラーが、ハマった時の圧倒的な釣果を知ってしまうと・・・なカラーです。

 

 

今後のカラー選定の参考にして頂ければ幸いです。

 

 

カンジインターナショナル プロスタッフ 西田哲朗

 

 

西田哲朗式 薩摩伝承カラー解説③

 

 

薩摩伝承ブラックグリーン赤影

 

 


下地にクラッシュレッドホロを採用し、薩摩餌木特有の

 

上布から漏れ出す下布のギラギラ感を徹底再現。

 

マズメ時の使用を前提に輪郭強調を意識した

 

ブラックグリーンの背中にはレッドラメを散りばめ、光量の少ない状況下でも

 

最大限のフラッシング効果を確保できるよう仕上げました。

 

 

前回紹介した赤影同様、縦巻きストライプを採用し、

 

体色変化の効果にも期待が持てます。

 

 

また、サイドとベリーに採用したオレンジグラデーションは、

 

長年に渡り餌木職人として伺ってきた漁師の要望と、度重なるテスト釣行の結果から

 

導き出された実績十分のコンビネーションカラーです。

 

 

 

 

 

 

ここだけの話し…

 

なぜかその日の最大サイズを獲ってしまうという不思議なカラーだったりします(笑)

 

 

カンジインターナショナル プロスタッフ 西田哲朗

 

西田哲朗式 薩摩伝承カラー解説②

薩摩伝承オリーブ赤影&黒影編

 

薩摩伝承オリーブ赤影

 

 

薩摩伝承オリーブ黒影

 

 

薩摩伝承オリーブ赤影&黒影は、腹下地に業界初の

 

マット系蛍光カラー+ゴールドラメを採用しました。

 

布内側のラメの効果は、一般的には知られていないと思いますが

 

ベースをマット(艶消し)にする事で、濡れた時に下地のオレンジが強く発光し

 

 

更にラメの乱反射が活かされる下地です。

 

 

この下地は、ただ単に今まで無かったカラーだから・・・と言う曖昧な理由では無く

 

自分自身の経験上でマズメ時や月の間、曇天などのローライトな状況下で

 

威力を発揮するカラーと言う事が理由です。

 

ランダムに配置されたラメとサイドのイエローライン下に残した

 

クラッシュシルバーホロとの相乗効果で

 

少ない光量でも乱反射を引き起すのが特徴です。

 

 

 

薩摩伝承オリーブ黒影は、布を横巻きのストライプ仕上げにする事により

 

輪郭を強調しつつ細身なシルエットに…

 

 

赤影は縦巻きストライプにした事より体色変化の効果を持っています。

 

これは真横から見た場合は単なる赤の縦ストライプに見えますが

 

エギ後方から見た場合は、赤いリングが何重にも重なっているように見えます。

 

イカがエギの後方に回り込み補食態勢に入った際に

 

カモフラージュ的な体色変化で本能を刺激するのがコンセプトです。

 

 

 

双方カラー共にまずめ時に威力を発揮するカラーですが、


同条件の曇天のよるローライトや濁り&ディープ等の水中に光量が届きにくい


条件下であれば、まずめ時同様にその威力を発揮するカラーです。

 

 

カラーローテーションや使い分けの参考になればと思います。

 

 

カンジインターナショナル プロスタッフ   西田哲朗

 

 


カンジ カッティングステッカー新発売

 

 

KANJIの新ロゴ “カッティングステッカー” 新発売

 

 

 

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西田哲朗氏解説 薩摩伝承シリーズ効果的使用法

薩摩伝承シリーズの効果的使用方法


昨年春より好評発売中の「薩摩伝承カラー」


古くから鹿児島に受け継がれる伝統漁法「烏賊曳き」

 

この釣りはデッドスローで進む船の推進力のみで餌木を泳がせ、

 

定期的に「潮バネ」と呼ばれるシャクリ行為を行うのみの大変シンプルな釣り方故、

 

餌木の生地や色が釣果を分ける要因の大半を占め、

 

カラーローテーションこそが漁師の腕の見せどころである

 

と言っても 過言ではありません。

 

 


この伝統を永きに渡り受け継ぐ漁師の経験や実績と、

 

かつて薩摩餌木職人でもあった私自信の経験をいかし、

 

薩摩シリーズより更に一歩踏み込み、よりマニアックに、

 

そして本物を目指し、ラメや特殊塗装を用いてカンジ流に作り上げたのが

 

プロスペック薩摩伝承シリーズです。

 

 


本シリーズは主に漁師が出漁する時間帯・・・


つまり「朝マズメ」「夕マズメ」にその効果を発揮する事が多いと言えます。

 


どのシーズンでも言える事ですが、
季節も深まりプレッシャーの

 

高まる時期は、どうしても夜間の釣行が多くなりがちです。

 

 

そんな時にカラーでの釣果の違いをハッキリと感じさせてくれるのが

 

シルエット強調系の薩摩伝承シリーズです。

 

 

以前、カンジ開発ブログなどで同様に紹介した

 

「薩摩ブラックスモーク」や「マグマブラック」も

 

夕マズメ〜夜間にかけてが効果的という事は既に周知の事実であり、

 

釣果に繋がっているという事も紹介後の販売実績から容易に推測されます。

 

#22薩摩ブラックスモーク

 

 

#30マグマブラック

 

 

 

では、この薩摩伝承シリーズやスモーク、ブラック系カラーは

 

「マズメ時」の使用のみなのか?

 

と言う質問を度々受けますが、実際はそうではありません。

 

まずめ=光量が少ないと言う事を加味し、

 

同条件を探して攻略すると効果的と言えます。

 

 

まずめ時と同条件を例に上げると・・・

 

 

光量が少ない=曇天

日光が水中に届きにくい=濁り

 

 

更には

 


日光が水中に届きにくい=ディープエリア 

 

等の条件が当てはまります。

 

 

アピールカラー、ナチュラルカラーと区別しながら光量、水色(濁り)、水深等を

 

加味してパターン化したローテーションを行えば、

 

適材適所のヒットカラーを漁師目線で発見する事が出来るかもしれません。

 

 

ちなみに水深ですが、同じ場所を攻め続けていても潮の干満で潮位が変化する・・・

 

潮位が変われば水中へ届く光量も変わると言う事も頭に入れておくと良いでしょう!

 

 

これが、エギングは状況ごとのピースを組み合わせていく

 

パズルゲームと解く私のスタイルの根本にもなっています!

 

 

今後の釣行に役立てて頂けたら幸いです♪

 

 

#S1薩摩伝承オリーブ黒影

 

 

 

#S2薩摩伝承グリーン黒影

 

 

 

#S3薩摩伝承ブラックグリーン赤影

 

 

 

#S4薩摩伝承オリーブ赤影

 

 

 

#S5薩摩伝承オリーブ黒霧

 

 

 

カンジインターナショナル  西田 哲朗