今年度のプロスペック、カレントスッテに共通する新色コンセプトとして
カンジインターナショナルが提唱する
グロードット
ただ単にグロー発光するから魚や烏賊にアピールする・・・
と言う単純なコンセプトでは無く、経験から培ったひとつの答え。
それがグロードット。
話の始まりは、エギング、イカメタルと少し話は逸れますが、
鯛釣りに使用するエビについて。
『目玉の有るエビを使え』
『目玉の無いエビは釣れないから使うな』
釣り人ならば一度は聞いた事が有るフレーズかと思います。
私自身も子供の頃に父親から言われた言葉として、しっかりと記憶しています。
ただそれは数年前まで
魚がエサとなるエビを見た時に
目が無いのが不自然だから・・・
と漠然としたニュアンスでしか感じていませんでした。
数年前のとある日の事。
遊漁船の乗合いで鯛ラバを使用していた時に
鯛ラバにエビを使用すると良く釣れるから使ってみないか?
と船頭から冷凍エビを数匹頂きました。
オキアミのような匂いの強いエビでは無く、半透明のシッカリとしたエビでした。
物は試しだと使用してみると確かにフッキングしないまでもアタリの数が断然に違います。
そこでエサの効力は、どうなのか?
と思い、冷凍エビを付けた鯛ラバをボトムで放置してみました。
するとすぐにアタリが・・・
次にエビ無しで鯛ラバをボトムステイしてみると、全く当たらない。
次にエビを付けてボトムステイすると、やはりすぐにアタリが・・・
エビは冷凍エビなので、アクションは全く有りません。
従って、冷凍エビのアピール力として単純に思いつくのは
シルエット、匂い・・・
シルエットだとすれば、ラバーやネクタイがアピールを半減させる事にもなりかねません。
はたして鯛ラバにエビを使う意味があるのか?
鯛ラバを単体で考えた場合ネクタイ、ラバースカート、ヘッドと
アピールポイントが有るにも関わらずエビ無しでのボトムステイでは、
全くアタリは感じられず・・・
冷凍エビを付けた途端に辺りが連発。
やはり匂いなのか?
そんな事を考えながらエビの有無を繰り返している内に、ある事に気づきました。
それは、海老の頭部が無くなるとアタリが全く無くなると言う事。
尻尾や頭部下側の足が残っていても、
頭部分が無いと全くアタリが出ない。
ここで考えられる事は
目玉と言う点のアピールと
エビミソと言われる頭部の栄養分。
完全に私自信の勝手な想像の話ですが。。。
そしてここで、ふと思い出した漁師さんの話
エビの目玉が蛍ムラ発光していて◇※〇◆△※◆・・・
その話を聞いた時は、たいして深くは考えていませんでしたが。
そんな過去の記憶がフラッシュバックして行く内に色々と思いだしてきました。
そう言えば、懐中電灯で水中を照らした時にエビの目玉がオレンジと言うか
ゴールドのような発光で綺麗に光っていた事が有ったなと。
夜の漁港でイワシやアジも目玉がオレンジかゴールドのようなカラーで光っていたなと・・
皆さんも同様の記憶が無いでしょうか?
私自身は、この記憶から様々な想像が始まり、色々な事へと関連付けが始まったのです。
続く・・