グロードットの理由 その② キュウリエソの発光器

 

エビの目玉が発光する事。

イワシやアジの目玉が発光して見える事に加えて気になっていたのが

 

キュウリエソ

と言うベイトフィッシュの存在です。

 

日本海の食物連鎖の底辺を支えていると言われており

その数なんと推定で2兆2千億匹とも言われるキュウリエソ。

生息域は水深50m~300mで、日本海のあらゆるフィッシュイーターが食しているそうです。

 

このキュウリエソですが、見た目はシルバーで俗に言う『ベイトフィッシュ』的な魚体。

ですが他の魚類に無い特徴として

『腹部に並ぶ多数の発行体』

が有ります。

 

キュウリエソは自ら発光し、あらゆるフィッシュイーターの胃袋に収まっている訳で

自ら食物連鎖の底辺を支える役割を担っていると言われています。

 

そんなキュウリエソを捕食する側のフィッシュイーター側からすると腹部に並ぶ多点発行体が

獲物を見つける目印となりうるで有ろう事は容易に想像出来ます。

又、生息域の違いは有れど『ハダカイワシ』も同様にボディに発光器を有しており

多点発光でフィッシュイーターの格好の餌食とされている事も有名です。

 

エビの目玉発光、アジやイワシの目玉発光、キュウリエソやハダカイワシの発光器を複合して考えると

ボディ自体がグロー発光や蛍ムラ発光と言うよりは

点の発光体を備えたボディが

フィッシュイーターの視覚に対し

てアピールする効力が強いのでは無いか?

と言う仮説が私自信の中で日に日に強まっていきました。

 

#63-2

ただ単にグローが効くと言うだけならば、漁師が多用していると思いますが

それは見ている限りは見受けられないですね。

過去にはボディ全体がグローのエギも市販されていましたが、現在は・・・

 

 

つづく

 

グロードットの理由 その①

 

今年度のプロスペック、カレントスッテに共通する新色コンセプトとして

カンジインターナショナルが提唱する 

 

グロードット

 

ただ単にグロー発光するから魚や烏賊にアピールする・・・

と言う単純なコンセプトでは無く、経験から培ったひとつの答え。

それがグロードット。

 #61-2(ボカシ)

 

話の始まりは、エギング、イカメタルと少し話は逸れますが、

鯛釣りに使用するエビについて。

 

『目玉の有るエビを使え』

 

『目玉の無いエビは釣れないから使うな』

 

釣り人ならば一度は聞いた事が有るフレーズかと思います。

私自身も子供の頃に父親から言われた言葉として、しっかりと記憶しています。

ただそれは数年前まで

魚がエサとなるエビを見た時に

目が無いのが不自然だから・・・

と漠然としたニュアンスでしか感じていませんでした。

 

数年前のとある日の事。

遊漁船の乗合いで鯛ラバを使用していた時に

鯛ラバにエビを使用すると良く釣れるから使ってみないか?

と船頭から冷凍エビを数匹頂きました。

オキアミのような匂いの強いエビでは無く、半透明のシッカリとしたエビでした。

物は試しだと使用してみると確かにフッキングしないまでもアタリの数が断然に違います。

 

そこでエサの効力は、どうなのか?

と思い、冷凍エビを付けた鯛ラバをボトムで放置してみました。

するとすぐにアタリが・・・

次にエビ無しで鯛ラバをボトムステイしてみると、全く当たらない。

次にエビを付けてボトムステイすると、やはりすぐにアタリが・・・

 

エビは冷凍エビなので、アクションは全く有りません。

従って、冷凍エビのアピール力として単純に思いつくのは

シルエット、匂い・・・

 

シルエットだとすれば、ラバーやネクタイがアピールを半減させる事にもなりかねません。

はたして鯛ラバにエビを使う意味があるのか?

 

 

鯛ラバを単体で考えた場合ネクタイ、ラバースカート、ヘッドと

アピールポイントが有るにも関わらずエビ無しでのボトムステイでは、

全くアタリは感じられず・・・

冷凍エビを付けた途端に辺りが連発。

 

やはり匂いなのか?

 

 

そんな事を考えながらエビの有無を繰り返している内に、ある事に気づきました。

それは、海老の頭部が無くなるとアタリが全く無くなると言う事。

 

 

尻尾や頭部下側の足が残っていても、

頭部分が無いと全くアタリが出ない。

 

 

ここで考えられる事は

目玉と言う点のアピールと

エビミソと言われる頭部の栄養分。

完全に私自信の勝手な想像の話ですが。。。

 

そしてここで、ふと思い出した漁師さんの話

エビの目玉が蛍ムラ発光していて◇※〇◆△※◆・・・

その話を聞いた時は、たいして深くは考えていませんでしたが。

 

そんな過去の記憶がフラッシュバックして行く内に色々と思いだしてきました。

そう言えば、懐中電灯で水中を照らした時にエビの目玉がオレンジと言うか

ゴールドのような発光で綺麗に光っていた事が有ったなと。

 

夜の漁港でイワシやアジも目玉がオレンジかゴールドのようなカラーで光っていたなと・・

皆さんも同様の記憶が無いでしょうか?

 

私自身は、この記憶から様々な想像が始まり、色々な事へと関連付けが始まったのです。

 

続く・・

 

 

 

 

謹賀新年

 

昨年は格別の御厚情を賜りまして、厚く御礼申し上げます。

又、弊社製品を御愛用頂きまして誠に有難う御座います。

2016年もカンジ、クリックススタッフ一同、ユーザー様にご満足いただける

製品開発を心がける所存でございます。

昨年同様の御愛用を頂けます様、御願い申し上げます。

皆様のご健勝と益々の好釣、爆釣を心よりお祈り致します。

今年度も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

平成28年 元旦  カンジインターナショナル スタッフ一同

プロスペック限定復刻カラー発売

長らく生産を行っていなかったカラーを

 

この度、限定で生産致しました。

 

#01 ピンクマーブル

01

 

#02 オレンジマーブル

02

 

#03 ピンクゴールド

03

 

#04 オレンジゴールド

04

 

#12 スギピンクレッド

12

 

#13 スギオレンジレッド

13

 

#14 ディープインパクトレッド

14

 

既に店頭に並び始めています。

 

宜しくお願い致します。

 

 

 

 

サムライブレード発売日遅延のお知らせ

今秋発売の新サムライブレード86ですが、

発売日が遅れております事、心よりお詫び申し上げます。

御予約頂いておりましたユーザー様へは大変ご迷惑を

お掛けしており重ね重ねお詫び申し上げます。

出荷日は10月28日頃となります。

御了承下さいます様、宜しくお願い致します。

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